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かけだし情報1262

  • 執筆者の写真: Hiroaki Ehara
    Hiroaki Ehara
  • 2021年1月20日
  • 読了時間: 4分

畑情報


  厳冬を感じる日が続いています。私たちが子供の頃は流れのない川や池に厚い氷が張っているのが当たり前でした。いつ頃からか冬でも氷の張る日が少なくなり、暖冬が普通になっていた気がします。でも、ここ数日の明け方の冷え込みは厳しく、水道管が凍って昼まで水の出が悪くなったり、水道管が破裂するという事も起こっています。明日は雪の予報も出ていますが、どのくらい降るのか? 乾燥した状態が続いているのでお湿りは欲しいのですが、積もるほどの雪になると困ることも出てくるので、悩ましいところです。

 1月はまだ農作業もそれほど忙しい時期ではなく、作付け計画を考えたり、有機JAS認定のための申請書を作成したりと事務的な作業が中心となっています。それでも半ばを過ぎるころからはハウスを利用した大根やカブ、葉物野菜の種まき準備を進める時期でもあります。

 ガバレにはハウスが2つあります。一つは育苗専用のハウスで、こちらは2月から踏み込み温床を利用した夏野菜の種まき、育苗が始まります。もう一つは春先を中心に野菜を育てるハウスで、秋から冬までは合鴨たちの小屋になっていました。

 例年、合鴨たちは鴨の会というイベントで食べるために育てていますが、今年もコロナ感染拡大が続くことが考えられるので、イベントをするかどうかは未定です。そのため、合鴨をどうしようかと考えていましたが、偶然立ち寄ったベトナムショップの人が合鴨が欲しいということになり、半分以上の合鴨はそのお店に引き取られました。残った合鴨たちは育苗ハウスに移し、ハウスの中にある枯れた雑草を食べてもらっています。

 合鴨のいたハウスは一足早く大根、カブ、小松菜などの種を播いていきます。まだ氷点下になる日もあるので、マルチを使い、場合によってはトンネルで2重に保温します。育苗用のハウスは夏野菜の苗を作るために踏み込み温床を準備し、長い育苗が必要なナス、ピーマンを中心に種まき、育苗をしていきます。3月になるとトマトやキュウリ、カボチャなどの種を播き、広々としていた育苗ハウス内もたくさんの苗でいっぱいになっていきます。

 毎年、育苗は落ち葉を踏み込んで堆肥を作る際にでる発酵熱を利用した踏み込み温床を使います。落ち葉が中心なので、温床として利用した後は外に持ち出し、落ち葉堆肥として利用したり、そのまま成熟させて腐葉土して種まきや育苗培土に使えるからです。ただ、この踏み込み温床は温度を維持することや、厳冬期には温度が上がりずらいため早めの種まきができませんでした。そこで、今年は電気を使った育苗も取り入れることにしました。電熱線の入った園芸マットに温度調整のできる園芸サーモという器具をつないで使うものです。マットの温度を30度に設定しておき、種を播いたものを載せトンネルで覆っておけば、安定した温度を保ってくれます。踏み込み温床と併用して育苗をより安定したものにできるはずです。

 さて、農業関連の雑誌というものを見たことはあるでしょうか?家庭菜園をしている方向けの雑誌も数種類あり、有名な有機農家の栽培技術が紹介されるなど、頻繁に有機農業の特集が組まれています。他にも畜産や専門的な分野に特化した雑誌もありますが、一般農家にむけたものでは「現代農業」が情報量も多く参考になる月刊誌です。

 その現代農業の最新号は「種」の特集でした。特にコロナ時代に向けた抗酸化力のある野菜や健康需要を狙う野菜はこんな品種という記事がトップにきていました。また、タネの交換会を呼び掛けていたり、こんな野菜があるんだというような珍しい野菜が紹介されていたりと、いろいろと参考になる特集でした。

 その現代農業のなかで主張というページがあり、

コロナ禍を超え、兼業農家・多業農家新時代へというテーマで書かれています。今、農業の主流は大規模化、効率化で、スマート農業が最先端技術ということになっています。しかし、これは農業の持っている魅力のほんの一部を評価しているに過ぎず、農業の本当の魅力はもっとたくさんあり、兼業農家の存在はその魅力を引き出すものだと言います。

 もともと農家は兼業が普通で、農閑期には村の普請もすれば土木工事もし、加工や直売もするマルチな存在でした。それをマルチワーカーならぬマルチノーカーと呼ぼうと書いています。農業で作物を生産するだけでなく、地域内で様々な人と関わることで地域での問題や課題の解決にもつながるのが兼業農家の魅力でもあるのです。そんな農業の魅力を感じてほしいということもあり、有機農業教室を4月から始めることにしました。詳細はHPで確認してください。

 
 
 

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