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かけだし情報 1137

畑情報


 先週は鶏にとって最悪の1週間となってしまいました。ヒヨコたちが届いてから2週間が過ぎ、鶏小屋の中に設置した育雛箱もだいぶ狭くなっていました。最初の1週間はお天気もまあまあでしたが、その後、曇りや雨、気温の低い日が続き、ヒヨコたちも十分に日光浴ができずにいました。寒さの影響もあったのか、数羽のヒヨコが箱の隅の方で圧死してしまいました。そこで、少し早かったのですが、育雛用の箱を撤去し、鶏小屋全面にヒヨコを放しました。

 しばらくすると、ヒヨコがなく声が聞こえてきました。鶏小屋の近くにある木にはカラスがとまっていました。カラスに驚いて鳴いたのかと思っていると、小屋の外側に十数羽のヒヨコが出ていたのです。

前面に放す前に小屋をかこっている金網の状態や、入り口のドアの隙間も確認したのですが、どこからか逃げ出したヒヨコがいたのです。慌ててヒヨコを捕まえて、小屋の中に戻しました。

 それから数時間後、今度は家の飼い猫が何か咥えているのを目撃しました。形からしてヒヨコに間違いありません。追いかけましたが、猫はヒヨコを咥えたままどこかへ逃げてしまいました。鶏小屋に行ってみると2~3羽のヒヨコがまた外に出ていました。

どこから逃げ出しているのかわからずに、しばらくヒヨコを観察していました。すると、ちょうどヒヨコの目線と同じ高さのところの金網が直径で3センチほど破れているところがあり、そこからヒヨコたちが外にでていたのを見つけました。カラス、そして猫にどのくらい連れ去られたのかわかりませんが、届いたばかりで数が減ってしまったのは、こちらのミスが原因です。これ以上の減少がないようにしないといけません。




 鶏舎前面に放したヒヨコたち


 ヒヨコのことがあってから数日後、朝の餌やりの時です。ヒヨコが逃げ出していないかを確認し、外に出ているヒヨコがいないことにほっとした後だったので、余計にショックを受けたのを覚えています。

 もうすぐ産卵を始める鶏小屋に入った瞬間、なんだか様子が変なことに気が付きました。小屋の奥側を中心に動いていない鶏がいるのと、羽が散乱しているのを見つけたからです。小屋の奥に行ってみると、ちょうど隅のところで、金網を張った上側のビニールが破れていました。その後、よく見るとビニールには何かの足跡がはっきりと残っていました。

 さらに外に出てみると、小屋の周りと少し離れた藪の中にも動かない鶏たちがいました。そのほとんどが頭を食べられていました。

 このような状況になると鶏たちは大騒ぎをし、普段とは違う鳴き方をするので夜中でも目が覚めます。ところが、この夜はあまり騒いだ音も聞こえずでした。もしかすると熟睡していたのかもしれませんが、これまでの経験では、このような状況にたいてい目が覚めていたのです。

 鶏小屋の屋根ビニールに残っていた足跡はアライグマのものと同じようでした。これまで鶏が襲われたのもちょうどいまくらいの時期が多いので警戒はしていましたが、まさか屋根を破るとは、という感じです。これ以上被害を出さないために、小屋の周りに電気柵を設置しました。

 道路や工場、スーパーがすぐ近くにある場所にも関わらす、タヌキ、アライグマ、イタチなどの野生動物が増えてきています。荒川の近い地域に雉がいたり、堤外には狐も住んでいます。野生の獣たちが生息範囲をどんどん広げています。

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