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執筆者の写真Hiroaki Ehara

かけだし情報1258

畑情報


 日曜日の朝、畑や田んぼが霜で白くなっていました。もっと弱い霜が降りたことはありますが、冷え込みも厳しくなり、霜もしっかりと降りていたのはこの冬初めてかもしれません。野菜の収穫も霜で凍り付いた状態では葉っぱが折れてしまうので、太陽が昇り、霜がとけてからでないと収穫も難しくなっていきます。

 霜も降りてくると畑にいた虫たちは姿を消すようになります。今年、アブラナ科の野菜はダイコンハムシという小さな黒い虫がものすごい勢いで葉っぱを食害し、白菜や小松菜、他の葉物野菜もだいぶ食べられてしまいました。特に9月中に種まきをしたものはほぼ食べられてしまい、10月に入ってから種を播いたものはかろうじて生き残っている状態です。

 このハムシ類は冬の間は畑の隅にあるブロックの下などで越冬していて、冬の間に雪が降ると凍死してしまうようですが、雪の少ないときには翌年に大発生することが多々あります。このダイコンハムシは一時期、電池式の小型掃除機を使って吸い取っていたこともありました。ただ、触るとすぐに葉っぱから地面に落ちてしまうので、虫だけでなく土なども一緒に吸い込んでしまい、掃除機自体が吸い込みが悪くなることが多く、すぐに故障してしまったりしたために、最近では掃除機による防除はしていません。

 天敵と呼ばれるものもいるようですが、ある報告によるとカエルや蜘蛛による捕食も確認されたようです。畑にカエルや蜘蛛がたくさんいる環境を整えてあげることが、このダイコンハムシの害を減らすことになりそうです。



いセンスの許諾を得ています。

 来年から新たに田んぼを50a、畑を40aほど借りることになりました。田んぼと畑の1枚20a分は高崎線と元荒川に挟まれたところにあるので、有機で米つくりをしてみようと計画しています。雑草を減らす試みとして、秋のうちに鶏糞を撒き、稲わらをできるだけ分解させるようにすることと、田植え後に機械を使った除草を試してみる計画です。その機械は中古の田植え機を改造し、植え付け部分に除草用の機械を取りつけ、田植え後から1週間おきに3~5回ほど除草作業をするという方法です。今までのように手押しの除草機では50aはきついので、機械を使ってどのくらいまで除草ができるかを試し、ある程度めどが立てば、他の減農薬の田んぼも有機にして行けるかもしれません。

 その田んぼに隣接した20aの畑は、農業大学校を卒業して畑を探していた女性に使ってもらうことになります。ただ、いきなり20aを一人でするには大変なので、4分の1ほどの面積を使って有機農学校という取り組みを始めようと考えています。

 まだ具体的な計画がしっかりと出来てはいないのですが、月に2回程度(土曜日?)、有機農業の話を組み込んだ実習をメインとしたイメージです。有機農業の入門編といったところでしょうか。有機農業に関心のある人や、安全なものを自分でも育ててみたいと思う人たちが増えてきていることを感じますが、いざ自分で畑を耕すとなるとハードルが高いところがあります。有機農業や食などについての基本的な知識を学んでもらい、月に2回ほどは実際の畑で作業をし、できた作物は収穫して持ち帰ることができれば良いなと思っています。まだ費用をどうするか、どんなプログラムにするかを考えないといけませんが、早めに詳細を決めて、皆さんにもお伝えしたいと思います。


伸し餅について

まだ少し早いですが、12月下旬にお餅つきをする予定です。合鴨農法で育てた大正餅というもち米をか使います。去年から玄米餅を作ってみました。先月出店したマルシェでも玄米餅は人気でした。玄米は白米よりも多くの栄養分を含んでおり、焼くと香ばしくなって美味しいお餅です。白米も玄米ものしもちにします。玄米餅、白米餅を欲しい方がいればお声がけください。

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