畑情報
4月に入り、一日の気温差が大きい日が続いています。汗ばむような日中から一転、夕方になると汗が冷たくなってしまうので体調を崩さないように気を付けないといけません。そうでなくても、新型コロナウイルスの感染拡大が続き、埼玉県も緊急事態宣言が出されるなど、まだ終息に向かう気配もありません。気持ちが常にコロナウイルスに支配されているような、コロナ鬱の状態になってしまう人も増えているとの話もありますから、散歩や軽めの運動などで気分転換を図る必要がありそうです。
3月の半ば過ぎに届いたヒヨコたちを新しい小屋に移しました。この小屋は小さな竹やぶになっていたところを整理したところです。床にはもみ殻を敷き詰めていますが、その下には竹の葉っぱが長年積み重なった腐葉土が溜まっています。それまでの狭いところから広々とした場所に移ったヒヨコたちは、さっそくもみ殻を掘り返し、何かをついばんでいます。
小屋の中央には夜にヒヨコたちが集まって寝る場所です。育雛小屋にいた時も、ライトの点いているところはこたつの暖房があり、気持ちよく寝ることができた場所でした。その刷り込みが今でも、ライト=安心した寝る場所となっているようです。広い場所に急に移すと、ヒヨコたちはどこに集まって寝て良いのかがわからなくなってしまいます。四隅に集まると、一番奥のヒヨコが圧死してしまうこともあるので、安心できる場所として、しばらくはライトをつけたものを置いておきます。
上の写真は、柿の葉っぱが芽吹いたところです。柔らかな黄緑色の葉が一斉に芽吹き、柿の木がよみがえってきたような感じがします。白黒ではわかりずらいのですが、左奥には大根の白い花が咲き、手前はアブラナの黄色い花、そして名前を知らない雑草も、紫や青、白など様々な花を咲かせています。春のこの時期は、雑草と呼ばれる草たちも含め、畑をきれいに染めてくれます。もっとも、夏野菜の植え付けをするために、アブラナの花や雑草は草刈り機やハンマーモアで砕いてしまうのです、きれいなコントラストを見られるのはわずかな間となってしまいます。
雑草が伸び始めるこの時期、あちらこちらで除草剤を撒いている姿を見かけます。雑草に対する敵意は相当なものだと感じます。借りている畑や田んぼも定期的に草刈りはするのですが、どうしても草ぼうぼうにしてしまい、「どうにかして」、と言われることもあります。多くの人が雑草があることは良くないことだという認識ですから、こちらも適切な対応をしないといけないのですが、いつも後手後手の対応になってしまいます。
雑草とうまく付き合い、作物を育てている自然農の友人の畑はとても気持ち良い畑です。トラクターなどで耕すことをしない不耕起の畑も適切に管理されているところは心地よい感じがしました。人が心地よいと感じる畑は作物にとっても気持ちよく育つ畑です。
コロナは心配ですが、時々は空や木々、草たちに目をやって、気持ち良さを感じるようにしましょう。
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