かけだし情報1196
- Hiroaki Ehara
- 2019年10月24日
- 読了時間: 4分
畑情報
猛暑が続いた8月も今週で終わりです。35度を超える猛暑も収まったと思っていたのですが、また週末を中心に猛暑が復活しそうです。夜の気温も高めになるとの予報ですので、熱中症対策が必要です。まだ残暑は続きそうですので、ご自愛ください。
先週末から左側の腰付近に違和感がありました。なんとなく嫌な予感がしていたのですが、どうもその予感は正しかったようで、夕方になると鈍痛を感じるようになりました。ここ何年も忘れていたのですが、どうも石が尿管付近をウロウロしている症状のようでした。20代のころは何度か尿管結石で痛い思いをし、しばらくは鳴りを潜めていたのですが、5年ほど前に一度症状が出ました。その時は夜中に病院の救急外来を受信し、痛み止めを処方されました。その後、画像をとって確認してもらい、小さな石が数個写っていました。水分をたくさん取って自然にでるのを待つしかないと言われ、痛みが再発するのでは怯えながら数日間を過ごした記憶がよみがえりました。
幸い、今回の痛みはそれほどひどくはなく、1日に2~3リットルの水分を取り続けたのが良かったのか、夕方になると少し痛みが出ることもありましたが、ひどい苦しみを味わうことはありませんでした。お産の次に痛いと言われる尿管結石ですが、クリニックでレントゲンを撮ってもらい、大きな石は確認できないということで,とりあえず一安心です。汗をかく時期でもあるので、今も1日に2リットルの水分を取ることは続けています。
農業は体が資本と言われますが、本当にそうです。
ちょっとした違和感でも集中力がなくなったり、体がきつくなったりします。9月になると種まきや植え付け、稲刈りが始まりますから、その時にしっかりと作業ができるようにしないと、困ったことになります。
体をしっかりとケアーすることも農業には大切なことです。
さて、先週は猛暑も一段落しましたが、大気の状態は不安的で雷や突然の雨がふりました。秋に種を播くための畑の準備も進めていますが、雑草は刈っても刈ってもすぐに伸びてしまいます。刈ったところをトラクターで耕して置けば草が出るのも抑えられますが、その前に雨が降り、畑にトラクターが入れる状態を待っているうちに雑草が勢いを増してしまいます。
お天気の様子を見ながらの畑の準備ですが、育苗ハウスでは畑に植えるための苗を育てています。35度を超える猛暑の中では育苗ハウス内が温度が上がりすぎるために、倉庫の軒下などに種を播いたトレイを
置き、防虫ネットで覆っての育苗管理をしていました。
しっかりと覆っていたはずなのですが、苗の中心部を食べる芯食い虫と呼ばれる小さな幼虫がいつの間にか入り込み、多くの苗が被害を受けています。芯のところを食害されたものもありますが、本場が被害にあった苗もありました。全部がだめになったわけではなく、虫を爪楊枝で取り出し、少し大きめのトレイに苗を移しました。生育に少し遅れは出そうですが、育苗ハウス内である程度まで育ててから畑に植え付けていきます。
そして週末には白菜の種も播きました。晩生の種類もあるのですが、ほとんどの白菜は8月中旬から下旬、9月の初めまでが種まきの適期です。この時期を逃してしまうと十分に大きくなる前に寒さが来てしまい、結球ができなくなります。育苗ハウスに種を播いたトレイを置き、虫が入らないようにネットで覆っていますが、少しの隙間でも虫は入ってしまいますから、定期的に虫のチェックをしないといけません。
育苗ハウスではほかにも小松菜や水菜なども育苗中です。まだ猛暑の日もありそうなので、乾燥や高温による苗の枯死に気を付ける日々となりそうです。もうすぐ一年でも忙しい9月の始まりです。
日本有機農業研究会主催のシンポジウムの案内です。9月7日(土)、10:30~16:30、小田急線、参宮橋にある国立オリンピック記念青少年総合センターが会場です。シンポジウムの内容は、農薬の健康への影響です。グリホサートという成分が入った除草剤(ランドアップなど)やネオニコチノイド系農薬の健康への影響が世界的に問題となっています。アメリカでは除草剤を使ってがんを発症したとして、農薬会社が莫大な賠償金を支払う訴訟が起きてもいます。日本は農薬の仕様について楽観的です。ホームセンターなどでは除草剤が山積みされ、農家以外でも家の庭や道路に多くの薬剤が撒かれています。
もしお時間があれば、シンポジウムに参加してみてください。
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