6月
畑情報
関東も梅雨入りし、週末は雨のお天気となりました。
5月は1日だけ大雨が降り、畑も冠水しましたが、それ以前、それ以降は雨はほとんど降っていませんでした。気温の高い日も多く、乾いた夏のような天気のなかで、畑に植えた野菜は水が足りない状態が続いていました。
6月に入り、2日の日曜日に手植えによる田植えイベントを終えて、田植え作業は無事に終わりました。
苗の生育は、前半は少し遅れ気味のように感じましたが、苗を運ぶころになると気温が高めだったこともあり、例年と同じくらいまで成長していました。
田植え機を使うと、(田植え機の大きさや性能にもよりますが)、5条植えの場合、10アールを約40~50分ほどで植えてしまいます。苗を機械に移す作業を手伝う人がいれば、もう少し作業時間は短くなりますが、手植えに比べるとあっという間に終わってしまう作業です。
田んぼに植えてある苗を見る機会があるでしょうか?とても広い田んぼで、植える距離が100m近い田んぼでも苗がまっすぐに植えられているところがあります。新しい田植え機にはGPSを利用した自動運転のものがあり、人が機械を操作しなくてもまっすぐに植えてしまうのです。そんな機械はまだ少なく、多くの農家は自分で操作をして田植えをします。マーカーというものを使い、次の植える目印の線をつけるのですが、田んぼの状態やちょっと後ろを確認したりすると曲がって植えてしまいます。また、植えるときには田んぼにあまり水がないほうが良いのですが、一枚の田んぼにも高いところや低いところがあり、低いところでは水が風に吹かれて波を打っていたり、太陽が反射してマーカーが良く見えなかったりと、気を抜えさくときれいに植えられません。
田植えが終わり、今は合鴨を放す準備を進めています。今年の合鴨は頼んだ数が多かったことも原因のひとつかもしれませんが、育雛の途中でだいぶ死んでしまいました。ちょっと寒かった夜に密集して圧死していた鴨が多かったのですが、それ以外にも田んぼの小屋から外へ出てしまった?鴨がカラスに持って行かれたり、今まで元気だった鴨が急にぐったりしていたりと、気が滅入る日が続きました。
特にそれまで元気だった鴨がどうして急にぐったへcりするのかがわからず、エサが原因か、とか考えましたが、孵化場の人に相談した結果、どうして今ごろ!!、と思いましたが、毎年同じように育雛していても、育雛環境の違いや天気、鴨の数などの違いで今年のようなことが起こるのだと感じています。今年は少し過保護にしすぎていたのかもしれません。
鴨は水鳥なので、エサが無くなるよりも水が無くなるほうが体調に影響をしていたのです。それまでは夜には育雛小屋に戻し、水とエサを与えていたのですが、水はすぐになくなっていました。そして少し暖かくなった時間に田んぼの小屋に移動していました。朝一番で移動するには寒いと思ったからです。しかし、本当は朝一番で田んぼに連れていくべきでした。現に、今はずっと田んぼの小屋に入れっぱなしですが、そのほうが状態は良さそうです。
週末には田圃の周りにネットを張り、今年から鴨を話す田んぼには電柵を張りました。そこにネットも併設する予定です。今週中には鴨を田んぼに放すことにしています。
この1週間は田圃の作業が中心でした。畑の作業もまだたくさん残っています。トマトの支柱を立てる作業も一か所の畑ではまだできていません。玉ねぎは収穫しながらお届けしていますが、できれば晴れた日が続くときに全部収穫して貯蔵するようにしておきたいところです。キュウリやズッキーニなどは収穫が始まり、葉物野菜はそろそろ収穫が終わりの時期になってきます。ナスやピーマンなどはまだ少し先になりますが、小さな実が付き始めています。インゲンもつるをネットに絡ませながら伸びています。乾いていた畑に雨が降り、野菜も生育が進むと思いますが、同時に雑草も元気になっています。田んぼの畔周りも、畑も草刈り作業が待ったなしになりそうです。
田んぼでも草が目立つようになりました。合鴨を入れる前にチェーン除草をしました。チェーン除草は、たくさんのチェーンを付けた棒を引っ張り、芽を出したばかりの雑草を浮き上がらせる除草法です。チェーンを引っ張り、田んぼの中を歩くのは大変ですが、浮き上がった雑草が見えるともう少し頑張ろうと、ひたすら田んぼを歩きまわりました。しかし、体力的にきつい作業なので、もう少し楽にできる方法を考える必要はありそうです。これからしばらくは雑草との付き合いが作業の中心です。
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