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かけだし情報1264

  • gabarehiroba2
  • 2021年10月21日
  • 読了時間: 4分

畑情報


 久しぶりの雨が降りました。天気予報では夜からみぞれ、そして雪へと変わる予報がでており、場合によっては10センチほどの積雪になると言われていました。雪になるとハウスの雪下ろしをしなくてはいけないので、降ったとしても大雪にはならないでほしいと願っていました。結局、雪にはならずに雨ですんでくれたので、ほっと一安心です。

 乾いていた畑もようやく雨が降ったので、畑の野菜も少し元気を取り戻した感じです。雨が降る時に感じる匂いも久しぶりに感じました。寒くて冷たい雨でしたが、畑にも人にも必要なものなのだと改めて感じることができました。

 この冬はコロナ感染だけでなく、鳥インフルエンザもこれまでにないほどの勢いで感染が広がっています。ようやく落ち着いてきたかと思うと、別の地域で発生のニュースが出てくるため、気を抜くことができません。先週も、千葉県の孵化場から出荷されたアヒルの雛が感染していたことがわかり、雛を受け入れた農場での処分が行われました。

 うちでもヒヨコを含めて合鴨や鶏がいるために日々、感染防止のための対応をしています。今月の初め、この地域を管轄する家畜保健所から職員の方が来られ、10羽ほどの鶏の採血をしていきました。その結果が今日メールで届きました。検査の結果、鳥インフルエンザは陰性でした。ただ、陰性が確認されたあとでも感染する可能性はあるために、もうしばらくは感染防止に気をつけながら管理していくことが必要です。3月の半ばにはヒヨコを100羽ほど入れる予定にしています。いつも雛をお願いしている孵卵場からは、雛の数を確保するために、早めに注文をしてほしいという連絡がありました。全国で600万羽を超える鶏が殺処分されていることも関係しているようです。

 1月も終わりに近づいてくると、育苗ハウス内での温床作りの準備を始めます。前年の踏み込み温床内にあった落ち葉などをハウスから外に運び、堆肥枠を使って積み込みました。落ち葉の形を残しているものやほとんど腐葉土になったものなどが混じっていましたが、全体が腐葉土になるまではまだ時間が必要です。

 下の写真は去年の暮れに集めてきた落ち葉に米ぬかを混ぜながら踏み込んだものです。踏み込んでから5日くらい経っていますが、内部は発酵が始まり、手を入れると温かくなっています。


 落ち葉が時間をかけて腐葉土になったところへは多くの生き物が集まってきます。目に見えない微生物もたくさんいるのですが、ミミズの赤ちゃんや小さな巻貝のようなもの、ハサミムシやダンゴムシなどです。それらの生き物が葉っぱを分解して作る腐葉土はとてもふかふかで、触ると心地よいものになります。

粒子と粒子の間に適度な水分や空気を含んでいるためです。畑全体が腐葉土のようになれば作物も気持ちよく根を伸ばし、病気にもならずに健康に育つことができるのですが、これはそう簡単なことではありません。できるだけ作物が気持ち良く根を伸ばし、生育できるような環境を整えるのが土つくりです。

 一言で土といってもその場所によって性質は異なります。砂に近い状態のものもあれば粘土に近いものもあり、それぞれの性質によって育つ作物も違ってきます。うちの畑や田んぼがある場所は灰色低地土という土壌がほとんどで、日本の水田に一番多い土壌の種類ですが、土壌分類では全体の5%ほどとなっています。他には黒ぼく土と呼ばれる火山活動によってできた土壌などがあります。黒ぼく土は畑に向いている土壌で、全体の18%ほどを占めています。

 作物を育てるときに化学肥料ばかりを使い続けると作物自体は肥料によって育ちますが、土は年々劣化していきます。有機物を餌とする微生物が減ったり、腐植が減ることで、土の粒子同士をつないで団粒構造をつくることができなくなって、水分や肥料分を保持することができなくなったりするからです。

 落ち葉が腐葉土となり、多様な生き物が住むような環境を畑や田んぼでも作っていければ、健全でエネルギーに満ちた作物が育ってくれます。土つくりは継続が必要な農業の基本です。


 
 
 

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