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かけだし情報 1302

畑情報


 ここ数日、午前中に何度か鶏が騒ぐことがありました。タヌキなどがやってくるのは夜中のことが多いので、何か別のものがやってきているのだと思っていました。騒ぎ方も尋常ではなく、ヒヨコでさえ隅に固まってじっとしていました。

 騒ぎが聞こえた直後に駆け付けた時、鶏小屋の金網のところを動く影がありました。近づいてみるとその影は空中に飛び立ち、鶏小屋の近くにある大きな木の枝にとまりました。よく木にとまっているハトよりも二回りほど大きく、カラスと同じくらいか少し大きいように見えました。逃げないうちに写真を撮ろうと思い、カメラを取りに家に戻り撮った写真が下のものです。枝に隠れてしまい頭などをしっかりと確認できませんが、何か猛禽類であることは間違いありません。鶏は本当的に怖い存在であると認識しているのでしょう、ヒヨコもですが、成鶏たちも隅に逃げて固まっていました。


 ここ数年、荒川の堤防に近い田んぼで稲刈りをしていると、上空をトンビが旋回している光景は普通になってきました。今年は、稲刈り中のコンバインのすぐ近くを飛んだり、刈り取りが終わったところに降りてきたトンビもいました。

 家の前の田んぼには時々キジがやってきますし、近くの畑ではタヌキの溜めぐそと言われる糞の塊があったりと、野生の生き物が住宅地にも出没してくるようになりました。さすがに中山間地のようにイノシシやシカなどによる作物への被害は深刻ではありませんが、スイカやトウモロコシをアライグマに食べられたり、育苗中の稲の苗が食べられたりという事例も良く耳にします。住宅地に近い里山の管理ができなくなったことが原因であるとか、美味しいものが畑にあることを野生動物が知ってしまったからという話もありますが、これから農業をする人が減ってくると、遊休地化したところが野生動物の住みかになることも考えられます。人と動物との関係も以前とはだいぶ変わってきているようです。

 コロナの影響で飲食店が休業をし、そこに回っていたお米が在庫として大量に残ってしまい、結果としてお米の買い取り価格が大幅に下がりました。農家にとっては肥料代、農薬代、機械代(燃料や修理代などもかかってきます)、そして種代や田んぼに入れる水の管理費などがかかるため、人件費を計上すれば確実に赤字になってしまうような価格です。こうなると地域で米を作ろうとする人が減るのは確実です。

 そうでなくても高齢化、後継者不足は深刻で、米つくりだけでなく、地域の行事、景観、防災などにも影響が出てきます。これは中山間地だけでなく、都市周辺でも起こっている現象です。

 今度の日曜日、地域で環境保全活動をしている団体で、農地についての話し合いをすることになっています。田んぼがまとまっているところは大規模農家が米麦を作っていますが、宅地周辺の小規模な田んぼ、畑は作り手がいなくなることが危惧されます。

 大規模農家にお願いすれば耕してくれる、と思っている農家も多いのですが、それ以外の方法も考える必要があります。例えば、地域のある福祉施設と連携しての福祉農園を作ったり、地域全体を農業公園のようなものにし、空いているところにはレンゲやヒマワリなどを育て、ミツバチの蜜源にして蜂蜜をとるなど、地域外の人とも協力しながらできるものも面白いと考えています。地域の良いところを活かせるような工夫がカギになりそうです。

お餅の予約について

 早いもので、今年も餅つきの季節になってしまいました。今までは苗代にもち米を育てていたのですが、今年はすこしだけ広い田んぼにしました。

 去年から玄米餅を試しにつくってみたのですが、意外と好評で、今年も引き続き、玄米で伸し餅を作ることにしています。餅つきの日程は26日です。お届けが必要な場合は26日か27日になります。金額は100gで100円です。事前に水に浸ける時間が必要なため、欲しい方は少し早めにご連絡いただけると助かります。


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