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かけだし情報 1270

  • gabarehiroba2
  • 2022年4月10日
  • 読了時間: 3分

畑情報


 桜が咲きそうな暖かい日、トラクターで田んぼを耕している農家が増えてきました。大型トラクターでキャビン付き(運転席が自動車のようになっているもの)はエアコン完備のため、真夏でも真冬でも暑さ、寒さを感じることはありません。でも、キャビンのないトラクターは寒風をもろに受けてしまうため、冷たい北風が吹く日はどうしても田んぼに向かう気になれません。汗ばむような陽気になると、体も心も農作業を始めようというモードに入るので、自然と畑や田んぼに向かうのは農家の特性かもしれません。

 3月に入ると、畑の葉物野菜は一気にトウが立ち、つぼみから花へと変わる速度も速くなってきます。桜の開花も例年よりも早めということで、今週末くらいには黄色の菜の花が畑に広がるかもしれません。淡川の堤防も菜の花でいっぱいになるところがあります。

菜の花と言っても、自然に交配したアブラナ科のもので、からし菜のような葉っぱをしたものが多い気がします。菜の花と桜のコントラストは春を感じる風景となっています。

 春が近づき、暖かくなってきてはいますが、鶏たちは産卵が少ない状態が続いています。その年によって産卵が復活する時期は違いますが、そろそろ産み始めてくれないと困ります。少ない状態が続く原因として動物性のたんぱく質が足りないかもしれません。今年に入り、いつも魚のアラをもらっていた魚屋さんがお店を閉めてしまいました。コロナの影響です。毎日のように大きな鍋いっぱいのアラを煮て、米ぬかと混ぜて発酵させたものを餌に混ぜていました。そのアラが無くなってしまい、動物性のものが入らなくなりました。今、新しくアラがもらえそうなところを探しています。また、お蕎麦屋さんから出汁を取ったあとの煮干しや鰹節をもらうようにしました。早速餌に混ぜて鶏たちにあげると鰹節を見つけた鶏たちは大喜びでした。他にも、外に積んだ堆肥にいるミミズなども鶏にとってはご馳走です。身近で手に入りそうなものをもう少し探してみようと思っています。


 さて、3月6日の日本農業新聞に写真のような記事が掲載されました。農水省が有機農業を2050年には

100万ヘクタールに増やす政策を発表したというものです。


 有機農業の面積は2017年の数字では2万3500ヘクタールです。それを30年後は現状の40倍まで増やすということです。これは全耕作面積の25%に相当する広さです。また、ネオニコチノイド系を含む農薬に代わるものを開発すること、農薬の使用量を半減すること、化学肥料も使用料を3割減とするなどの内容になっています。

 日本の有機農業は1970年代から始まり、消費者との提携などを通して農家と消費者が直につながることを中心に広がってきました。ただ、有機農業推進法ができるまでは有機農業は一部の特殊な人がしている農業との認識が強い分野でした。有機農業推進法では自治体にも有機農業の推進に向けた政策をとることを求めていますが、予算も政策も決して十分とは言えない状況が続いています。

 有機農業の面積も、政府の支援も日本は世界の中でも低いところにあります。欧米や中国、韓国でも有機農業の伸びは大きくなっています。そして、ようやく日本の農水省も重い腰を上げたというところです。

 有機農業を広げる方針については歓迎するのですが、今後、具体的にどのような施策を打ち出してくるのかは注視する必要があると思います。自然の循環を活かしたものが有機農業の基本ですが、面積の拡大を優先すると、本来の有機農業の理念から離れてしまうこともあるかもしれません。それでも、有機農業を志す人たちがより簡単に有機農業を実践できるような体制がとれたり、資金的な支援などもあれば遊休農地化する恐れのある農地や中山間地で人がいなくなりそうな所などが有機農業によって活性化される可能性も大きいと思います。

 


 
 
 

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